パラダイム転換
静かな動きではありますが、今お茶の産地の中でパラダイムを転換する可能性のある動きが起き始めています。数年前から、その動きは少しずつ顕らかになり、ジークレフでもその流れの中に位置づけうる品をいくつかご紹介してきました。(ゴパルダーラ農園に依頼してつくってもらったRAW TEAやジュンチヤバリ農園の"Handrolled Himalayan Tips"、セリンボン農園の"Speciality"がそうです。)
私自身も、そのような動きを大きな流れにつなげるような仕事を少しずつはじめているのですが、今年はそのような意識を持ってつくられたお茶と出会う機会がとても増えました。私が仕掛けたものもありますが、それとは独立に動き始めている人たちもいます。
今年は、そのような才気溢れるお茶を、少しずつでもご紹介したいと考えています。どうぞお楽しみに。
私自身も、そのような動きを大きな流れにつなげるような仕事を少しずつはじめているのですが、今年はそのような意識を持ってつくられたお茶と出会う機会がとても増えました。私が仕掛けたものもありますが、それとは独立に動き始めている人たちもいます。
今年は、そのような才気溢れるお茶を、少しずつでもご紹介したいと考えています。どうぞお楽しみに。
産地の息吹 | - | trackbacks (0)2008.06.29 Sunday
お得なダージリンセット発売について
2008年のダージリンセカンドフラッシュは、気候にも恵まれ、とてもよい紅茶がたくさん収穫されました。ジークレフでも、個性豊かな味わいの紅茶を無事買い付けることが出来ました。
彩り豊かなダージリンの世界をご堪能戴くため、今期はお買い得なダージリンセットをご用意させていただこうと準備を進めております。ジークレフ渾身のセレクションを、ぜひご堪能いただければと思います。
彩り豊かなダージリンの世界をご堪能戴くため、今期はお買い得なダージリンセットをご用意させていただこうと準備を進めております。ジークレフ渾身のセレクションを、ぜひご堪能いただければと思います。
産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2008.06.28 Saturday
ダージリンセカンドフラッシュの概況
ダージリンセカンドフラッシュのサンプルを整理しながら、優れて美味しかったと感じたサンプルの数を数えてみたら、40-50種類ものリストになってしまいました。今年はかなり良い紅茶が多く生産されているということでしょう。
ダージリン地方では、物流関係のストライキが起こっているため、つくり手の側から見れば万全とはいえない状況ではあるようですが、品質そのものはよいのですから心配することはありません。
ちなみに、シンブリ農園の紅茶につきましては、私自身はほとんど連番でテイスティングをしているのですが、DJ-188〜250以降まで、かなり長いスパンで良質な紅茶を生産しています。(全部がとても良いというわけでなく、この中に卓越していると感じる水準のお茶が10種類前後あったということです。)この農園については、今期ピークが二回訪れたと認識していますが、ジークレフでは最初のピークといえるお茶を抑えました。
昨年のセカンドフラッシュ期から、卓越した紅茶を連発しているシンブリ農園ですが、この調子があと一年も持続すれば、ナンバーワンガーデンと呼んでも差し支えないでしょう。
ダージリン地方では、物流関係のストライキが起こっているため、つくり手の側から見れば万全とはいえない状況ではあるようですが、品質そのものはよいのですから心配することはありません。
ちなみに、シンブリ農園の紅茶につきましては、私自身はほとんど連番でテイスティングをしているのですが、DJ-188〜250以降まで、かなり長いスパンで良質な紅茶を生産しています。(全部がとても良いというわけでなく、この中に卓越していると感じる水準のお茶が10種類前後あったということです。)この農園については、今期ピークが二回訪れたと認識していますが、ジークレフでは最初のピークといえるお茶を抑えました。
昨年のセカンドフラッシュ期から、卓越した紅茶を連発しているシンブリ農園ですが、この調子があと一年も持続すれば、ナンバーワンガーデンと呼んでも差し支えないでしょう。
産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2008.06.22 Sunday
ダージリンセカンドフラッシュ概況
前回(6/3)のエントリーで今年のセカンドフラッシュの状況はどうもよさそうだと書きましたが、その後の経過も順調な様子です。この調子だと、かなり期待できるとみてよいでしょう。
ファーストフラッシュの収穫が始まったのが遅れたせいで、セカンドフラッシュも遅めのスタートとはなってきているのですが、ここへ来て、いくつもの農園で心地のよいマスカテルのダージリンを産出してきています。
この中で、またしてもよい紅茶を連発しているのはシンブリ農園です。昨年以来ジークレフでは、この農園のピーククオリティを欠かさずにチェックするようにしているのですが、いろいろなタイプの紅茶を実に美しく仕上げるその技術には、舌を巻くよりありません。
他にもよいものを作ってきている農園は少なくありませんので、今年もダージリン好きの皆様には楽しみな一年になってくれることでしょう。
ファーストフラッシュの収穫が始まったのが遅れたせいで、セカンドフラッシュも遅めのスタートとはなってきているのですが、ここへ来て、いくつもの農園で心地のよいマスカテルのダージリンを産出してきています。
この中で、またしてもよい紅茶を連発しているのはシンブリ農園です。昨年以来ジークレフでは、この農園のピーククオリティを欠かさずにチェックするようにしているのですが、いろいろなタイプの紅茶を実に美しく仕上げるその技術には、舌を巻くよりありません。
他にもよいものを作ってきている農園は少なくありませんので、今年もダージリン好きの皆様には楽しみな一年になってくれることでしょう。
産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2008.06.13 Friday
梅雨時のお茶
経験的に、梅雨時のお茶淹れは難しいです。
気圧が低いせいか、どうも香りと味が抜けてはいることが多くなるのです。
水質が悪くなるせいかと思っていた時期もあったのですが、どうもこのお茶のはいり方は、入荷してまもなくの落ち着いていない時期のものに似ています。
普段の時期に、さらっと雨が降ると、むしろ香り豊かな芳醇な紅茶がはいることも多いのですが、梅雨時や大雨のときは、スカスカなはいり方をすることがままあるのです。
これは、お茶が湿気てしまったわけではありません。ですから、梅雨が明ければまた安定して美味しくはいるようになります。
気圧が低いせいか、どうも香りと味が抜けてはいることが多くなるのです。
水質が悪くなるせいかと思っていた時期もあったのですが、どうもこのお茶のはいり方は、入荷してまもなくの落ち着いていない時期のものに似ています。
普段の時期に、さらっと雨が降ると、むしろ香り豊かな芳醇な紅茶がはいることも多いのですが、梅雨時や大雨のときは、スカスカなはいり方をすることがままあるのです。
これは、お茶が湿気てしまったわけではありません。ですから、梅雨が明ければまた安定して美味しくはいるようになります。
お茶を知る > お茶の豆知識 | - | trackbacks (0)2008.06.09 Monday
2008年のセカンドフラッシュ
2008年のダージリンセカンドフラッシュは、今まさにピーククオリティが生産されつつあるところです。今年の出来栄えについては、まだまだ全体像は見えてきていないのですが、私の立ち位置からは、だいぶよい紅茶が出来てきているように見えます。
ジークレフでもすでにいくつかのセカンドフラッシュを選定しました。
狙った農園については、私の基準において、その農園のピークの一品を抑えることが出来たのではないかという感触を得ています。
まだまだピークはこれからの農園もあるのですが、この調子ですべての買い付けを終了することが出来れば、豊作だった昨年に優るとも劣らない陣容をご紹介できるはずです。今年も期待に沿えるよう頑張ります。
ジークレフでもすでにいくつかのセカンドフラッシュを選定しました。
狙った農園については、私の基準において、その農園のピークの一品を抑えることが出来たのではないかという感触を得ています。
まだまだピークはこれからの農園もあるのですが、この調子ですべての買い付けを終了することが出来れば、豊作だった昨年に優るとも劣らない陣容をご紹介できるはずです。今年も期待に沿えるよう頑張ります。
産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2008.06.03 Tuesday
このごろのファーストフラッシュ
ここのところ、ダージリンファーストフラッシュ シンブリ農園 DJ-29 Classic Clonalが、だいぶ丸くはいるようになってきました。入荷当初は、最初のひと口は、コツンと軽い渋みを感じ、それが1分ほど待つことによってうまみの中に溶け込んでいくという印象でしたが、今はひと口目からそんなに渋みを感じなくなってきているように思います。
その代わり、アッサムに近いような、喉の奥にたまるコクが心持ち強くなってきたかもしれません。フルーティーな香気とともにのどに温かみのある感覚が残ります。
収穫からちょうど2ヶ月を経て、よりカドが取れたこのシンブリ農園のファーストフラッシュ。本来の意味での飲み頃を迎えたといってもよいかも知れませんね。
その代わり、アッサムに近いような、喉の奥にたまるコクが心持ち強くなってきたかもしれません。フルーティーな香気とともにのどに温かみのある感覚が残ります。
収穫からちょうど2ヶ月を経て、よりカドが取れたこのシンブリ農園のファーストフラッシュ。本来の意味での飲み頃を迎えたといってもよいかも知れませんね。
産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2008.05.31 Saturday