バナスパティ農園の1st Flushの革新性について

バナスパティ農園の1st Flushの革新性は、私たちがこのお茶が紅茶であることを忘れたときに発揮されます。

つまり、つい紅茶の常識を忘れて2煎目を飲もうとポットにお湯を継ぎ足した場合、このお茶は2煎目は美味しくなりえないという従来の常識を覆して、美味しい2番煎じを飲ませてくれます。あるいは急須に大量の茶葉を淹れて、ほんの数十秒で抽出したときもそう。紅茶は茶葉を少なめに使って、3分から5分じっくりと待たなくてはいけないという従来の常識は、このお茶には関係ありません。

それは実のところ、このお茶がお茶の基本をすべておさえた上で作られていることに由来します。化学肥料、化学農薬を10年以上全く使わない有機栽培農法により、お茶の生命力を高めることだけに専心して育てられた茶葉だからこそ、その素材の力を素直に引き出そうという思いが、そのつくりに込められたのでしょう。

この素晴らしい紅茶を、誰よりも先駆けて皆様にご紹介できることを、私たちは誇りに思います。

4B4

産地の息吹 > アッサム | - | trackbacks (0)2008.07.12 Saturday

有機栽培のアッサムファーストフラッシュ バナスパティ農園

アッサムファーストフラッシュ第二便が到着しました。バナスパティ農園。アッサムで最初の有機栽培農園で、有機JASの認証も取得しています。

4B1
ファーストフラッシュなので、茶葉の線は細め。繊細な見栄えですが丁寧に製茶されている感じが伺えます。

4B2

この美しさ。明るく輝く色合い。

4B3

茶殻からはフラワリーな香りだけでなく、どことなくマスカテル様の香気すら漂います。

吉祥寺店では本日から、オンラインストア、高円寺店では7/12(土)には発売開始です。


追記:この淹れ方で、このお茶の卓越性が確認できました。
4煎目以降まで美味しく飲めたインド産紅茶は、これがはじめてです。

4B4

産地の息吹 > アッサム | - | trackbacks (0)2008.07.10 Thursday

台湾茶 宝の山企画開始

ジークレフ店頭では、本日より台湾茶、宝の山企画を開始しました。

宝の山

極上の台湾茶が、どれも2100円均一。(内容量は28g〜120gまでいろいろです。)

頭等賞受賞の文山包種、凍頂烏龍茶や、ビンテージ東方美人、高山茶の中でも希少なものも多数含まれています。ひとつひとつの在庫数はとても少ないので、お目当てのものがある方はどうぞお早めにお越し下さい。

入荷品目は下記の通りです。

竹山金萱(春)2006 
竹山烏龍(春)2006
雪山烏龍(春)2006
埔里四季春(春)2006
新竹青心大有(春)2006
深坑青心大有(春)2006
奇来山(春)2006
文山包種茶 頭等3(冬)2006
文山包種茶 頭等(春)
樟樹湖珠露茶(冬)2006
凍頂貴妃茶(春)2006
凍頂四季春2006
雪山烏龍(冬)2006
文山包種茶(春)2006
文山包種茶(冬)2006
花蓮赤柯山(春)2006
杉林渓(春)2007
杉林渓(冬)2006
凍頂烏龍茶(春)頭等2006
樟樹湖珠露茶(春)2007
文山東方美人2004
文山東方美人2005
文山東方美人2006

お店からのご案内 > 中国茶・台湾茶 | - | trackbacks (0)2008.07.10 Thursday

国産のお茶

昨年から今年にかけて、何度となく狭山に足を運びました。身近にあるお茶の産地を、自分の目で確かめたかったからです。

人からの情報に頼ることなく、自分の足で歩いてさまざまな作り手さんのところにお邪魔し、お茶というものについていろいろな視点からの意見を交換したり、実際に出来上がったお茶についてあれこれと論じたりして行く中で、新しいお茶についてのさまざまなアイディアが生まれたり、思いがけず魅力的なお茶に出会ったりということがありました。

今年は、そんな作り手の交流の中で生まれたお茶や、出会ったお茶をご紹介していきたいと思っています。

産地の息吹 > その他のお茶 | - | trackbacks (0)2008.07.10 Thursday

文山包種春茶入荷しました

文山包種2008年春茶が入荷しました。品種は青心烏龍種です。
パワーのある茶葉は、涼やかな風を口中にもたらしてくれます。

店頭では明日より発売開始します。オンラインストアではただいま準備中ですので、今しばらくお待ち下さい。

産地の息吹 > 中国・台湾 | - | trackbacks (0)2008.07.06 Sunday

キャッスルトン DJ-121 Muscatel

つい今しがた、コルカタで今週のオークションが終了しました。

今回は、かなりよいダージリンがたくさん出品されていて、ジークレフでも注目していたのですが、中でもキャッスルトン農園のDJ-121 Muscatelは、ちょっとびっくりするような価格で落札されました。

私はこのお茶は飲んでいないのですが、そのすぐ手前で収穫されたDJ-119は、この調子ならいいものが出てきそうだな、というぐらいの感じでした。オークションには、最上級のダージリンは出品されない(オークション以前に水面下で買い手がつくから)というのが常識ですが、キャッスルトン農園はその例外で、農園のポリシーによって極上のものでもあえてオークションに出品するのです。

常識はずれといえば、このDJ-121は、オークショニアの評価額をはるかに超えた金額で落札されたようです。普通はオークショニアの評価を超える金額での落札はまず見かけませんので、お茶そのものの価値以上にキャッスルトンのネームバリューに対価を払いたいと思った買い手が、少なくとも2人はいたということでしょう。

なお、クルセオンタウンの周辺のダージリンは、キャッスルトンのみならず他の農園も好調だったと感じます。シンゲル農園、バラスン農園などはよいものをいくつも産出しているという印象を受けました。他にもよい紅茶をたくさん作り出した農園があったかもしれません。

産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2008.06.30 Monday

シンブリ農園のこと

今年のファーストフラッシュから、シンブリ農園の紅茶が卓越していることを何度かお知らせしました。全体的に不調であったと思われたファーストフラッシュ期に、飛びぬけたお茶をいくつも産出し、セカンドフラッシュ期もまたすばらしいお茶を連発しています。

一体なぜなのか。その理由が知りたくて、今日は一日手持ちのいくつかのシンブリの紅茶を淹れてみたのですが、あれこれ弄り回しているうちに、いったいどういう仕組みなのか判ってきました。

一言で言えば、製茶の工程にイノベーションがあったのです。
それは、ジークレフが昨年の秋にご紹介した"RAW TEA"の作りと通じるノウハウなのですが、火入れの仕方に今までにない工夫が施されていました。既に入荷しているDJ-29もそうですし、今回入荷するセカンドフラッシュもです。少なくともピーククオリティのシンブリ農園の紅茶は、どれも“そういう味”がします。
(ご興味のある方は、DJ-29のシンブリで2煎目を淹れてみてください。)

今朝、パラダイム転換について触れたばかりですが、まさにシンブリ農園もそうした流れを担いはじめたということでしょう。今後がますます楽しみになってきました。

なお、ジークレフでもこういう試みはいろいろ仕込んでありますので、うまくいけば近日中に面白いお茶をご紹介できるはずです。それについては、またの機会に詳しくお知らせさせていただきますね。

産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2008.06.29 Sunday

<< 43/119 >>