霧が峰とニルギリ

霧が峰

先日、霧が峰に行ってまいりました。標高1600-1950mの高原に、なだらかな山が連なり、草原の中に時折見受けられる木々の一群。そして清涼な空気。どこかに似ていると思って歩いていたのですが、そのどこかとはなんとニルギリ、コーラクンダー農園でした。

下の写真は茶畑を入れて撮ったので、いまひとつそのニュアンスが伝わりきらないかもしれませんが、向こう側の斜面とその奥の遠景から、なんとなく雰囲気を汲み取っていただければ幸甚です。
コーラクンダー

ニルギリの高地の中で、群を抜く高峰をカバーするコーラクンダ−農園は、もともとすべて草原と林であったところ、その木々は全てそのまま残し、草原のうち特に冷え込む谷底の部分を残したほかに茶樹を植えた農園で、私が訪れた2月は、まさに秋の霧が峰そっくりでありました。

コーラクンダーのあたりは、冬はやはりマイナス6度まで冷え込むということですが、高気圧の影響で雪が降ることはありません。その代わり、厳しい寒さにより、霜が下ります。霧が峰はマイナス15度を下回ることもあると思うので、さすがにそこでお茶をつくることはできませんが、いかに清涼で清浄な環境でお茶作りが行なわれているかということは、ご理解いただけるかと思います。



さて、そのコーラクンダー農園の"Winter Speciality"。先週からセールになりましたが、その爽やかな香気は全く衰えることありません。これを機会に、ぜひお試しいただければと思います。

お店からのご案内 > 紅茶 | - | trackbacks (0)2009.10.26 Monday

オリオン座流星群

今宵はオリオン座流星群ですね。先ほどから吉祥寺の自宅で眺めています。

快晴の夜空で条件は絶好なのですが、街の灯が明るく、なかなかはっきりとは見えません。けれども、ちらほらと目の錯覚でもないだろうという光の筋を見ることは出来るようです。しっかり見えるまで、もう少し粘ってみようと思います。(0:45記)

結局、これを書いたすぐあとに、はっきりと流れる星を認めることができ、オータムナルの豊作をお祈りしてみました。これで安心して眠れます。

南十字星
写真は以前もアップしたものですが、ニルギリの地で見た南十字星です。流星も撮れればよいのですが、吉祥寺ではさすがに無理ですね。(1:03記)

トリビア | - | trackbacks (0)2009.10.22 Thursday

ミルクティをご用意してみました

日に日に秋は深まり、ミルクティの恋しい季節になってきました。ジークレフでも、夏場の水出しアイスティにかわり、ウェルカムドリンクとしてアッサムのミルクティをご用意してみました。じっくりと長時間抽出をしたアッサムに、低温殺菌牛乳を加えた、紅茶の味わいがしっかり感じられるミルクティです。

吉祥寺店、高円寺店にお越しの際には、ぜひご賞味ください。

お店からのご案内 > 紅茶 | - | trackbacks (0)2009.10.20 Tuesday

チャイブレイク Open!!

10/14、なんと、吉祥寺に新しく紅茶専門店がオープンしました。
その名もチャイブレイク。紅茶専門店ティーブレイクの実店舗です。

チャイブレイク

ティーブレイクの水野さんは、非常に志の高いテイスターで、私もそのセレクションにはいつもよい刺激を受けています。井の頭公園のほとり、あの珈琲御三家のひとつと呼ばれた「もか」の跡地にオープンしたチャイブレイクも、きっと素晴らしいお店であること間違いなしです。

チャイブレイクのオープンにより、「紅茶の街」吉祥寺のお茶屋さんめぐりもさらに楽しみを増すことでしょう。私自身、通いつめてしまいそうな予感がしています。

チャイブレイク

チャイブレイク
武蔵野市御殿山1-3-2
11:00-20:00(土日祝10:00から/火曜定休)

お店からのご案内 | - | trackbacks (0)2009.10.16 Friday

紅茶とジャム 引き立てあう組み合わせ

社内で紅茶とスコーンのお茶会をしてみました。

いろいろなお茶といろいろなジャムの組み合わせを試してみたのですが、思いのほかどのジャムとも相性のよかったのは、なんと森内茶農園の香駿(10/21発売予定)でした。

カクテルづくりなどのセオリーで、甘いものと酸味のあるものをあわせるとおいしいというのがあるのですが、もとより酸味の強い香駿(べにふうきややぶきたも同様です)の紅茶は、甘いものとの相性がとてもよいようです。

ジャムの方では、ラズベリープリザーブがいろいろなお茶との相性がよいようです。特にアッサム(マンガラム農園)との相性は抜群でした。お互いがお互いを引き立てあう、本当の意味でのマリアージュが楽しめます。その他では、フォーフルーツマーマレードなどもいろいろなお茶とあわせやすいみたいです。

紅茶については、ダージリンがあわせやすいとか、アッサムがあわせやすいといった産地ごとの傾向よりも、ひとつひとつのお茶の個性の方が重要になってくるようです。ダージリンセカンドフラッシュでも、サングマ農園の2種は、有機栽培でいろいろな味わいが織り交ざっているため、いろいろなものとあわせやすく感じました。逆に、そのままではおいしくても、味わいが単調なものは、すぐに甘さに負けてしまうように思います。

そうやって見てみると、なかなか紅茶とお菓子とのマリアージュも奥が深いように思います。まだまだ掘り下げなくてはいけないことは、たくさんありますね。

お茶を知る > 淹れ方・楽しみ方 | - | trackbacks (0)2009.10.16 Friday

ダージリンなど

10月も半ば。すっかり秋ですね。深まる秋とともに、夏場に入荷したダージリン、アッサムも徐々に風味が高まりつつあります。

ダージリンでは、サングマ農園のSupreme Muscatelや、シンゲル農園の有機栽培の茶葉などが、複雑な個性がより際立つようになって来ています。これらの紅茶は、スパイシーな香りが織り交ざる独特の個性をもっていますが、まろやかさが前面に出るとともに深みが増し、味わい深くなってきていると感じます。

一方、早くもネパールからオータムナルのサンプルが届き始めました。まだ走りの段階ですが、この調子で風味が高まってくれればと期待しています。特に、今後数年間は、ウヴァ(有機栽培を除く)の入荷が見込めないと覚悟しておりますので、その分他の産地の紅茶に力を入れて行きたいと思っています。

産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2009.10.13 Tuesday