お茶づくりの楽しみ

ここのところ、私の周囲ではお茶を作るのが流行っています。作り手は、お茶を生業としている方であることもあるし、そうではない方のこともあります。いずれにせよ、お茶づくりのプロではない方々です。

そういう方の作ったお茶の中で、目を見張るほどの素晴らしいお茶に出会うことも少なくありません。先週は、なんとヤブキタ種を使用した、信じられないような素晴らしい個性を備えた紅茶をいただきました。

もし、お近くに摘んでもよい茶畑がおありの方は、ぜひご自分のお茶にトライしてみてはいかがでしょうか。基本どおり、萎凋→揉捻→発酵→乾燥の工程を踏めば紅茶は出来ますし、何かオリジナルの一工夫を施すことによって素晴らしい風味が生まれるかもしれません。うまくいっているかどうかが不安なときは、途中で一つまみの茶葉をつまんでお湯で淹れてみればよいのです。

今までの実績から言えば、しっかりと肥料をあげた畑よりも、長い間手をかけずに放っておいた茶樹からつくったお茶の方が、よい出来栄えになっているようです。つまり、身近なお茶の木こそがねらい目ということです。

ほんの少しでも農の世界を垣間見ることによって、広大な世界が目の前に開けるかも知れませんよ。

お茶を知る > 淹れ方・楽しみ方 | - | trackbacks (0)2009.05.31 Sunday

いよいよセカンドフラッシュ

昨日、4年前に入荷したキャッスルトン農園のマスカテルなどを飲みながら、今年はそろそろかな、なんて思っていたらさっそく今朝、セカンドフラッシュのサンプル第一便が到着しました。

まだまだセカンドも走りのお茶で、これからというところではありますが、なんとなく順調にお茶が伸びている感じが見て取れます。15種類ぐらいのサンプルのうち、一部はウンカが咬んだ形跡がありませんでしたが、残りの物は色濃い影響を見て取ることができました。あとは、時期が来るのを待つだけです。今年も豊作となるよう祈りつつ、楽しみに待ちたいと思います。

ちなみに、冒頭に触れた4年前のキャッスルトンについてですが、昨年まで脱気して酸素に触れないようにしてあっただけあって、ビンテージの東方美人のような味わいになっていました。ただ、インド、スリランカの紅茶は基本的には古くなりすぎると胸焼けを催すので、残念ながら10年、20年ものの陳年紅茶は望めそうにありません。冷凍庫での保存などを除いて考えれば、通常は長くて2年ぐらいのような気がします。

幸運なことに、ここ数年ダージリンをめぐる自然環境は毎年よくなってきていますので、過去の豊作のものをいつまでも惜しまなくても、良質な紅茶が期待できるようにはなってきていると思います。

後は天気。局地的に自然環境がよくても地球規模の変化は防げませんので、こればかりはどうにもなりません。てるてる坊主でもつるしますか。

産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2009.05.26 Tuesday

高円寺店再開に伴うスタッフ募集 (6月下旬勤務開始)

TEA MARKET Gclef では、近隣火災の影響により休業しておりました高円寺店の再開に伴い、ただいまスタッフを募集しています。

紅茶、中国茶に興味がある方、一緒に働いてみませんか?
お茶の知識がなくても、もちろん大丈夫!
みんなで一緒に勉強してゆきましょう。
人をもてなすのが大好きなアナタをお待ちしております。

1.勤務地:TEA MARKET Gclef 吉祥寺店
勤務内容:紅茶・中国茶の製造及び販売
勤務日:週4日(土日必須)
勤務時間:10:30〜19:30 9時間(実働8時間)

2.勤務地:TEA MARKET Gclef 高円寺店
勤務内容:紅茶・中国茶の製造及び販売
勤務日:週4日(土日可能な方)
勤務時間:10:30〜22:00のうち9時間(実働8時間)

3.勤務地:TEA MARKET Gclef 吉祥寺工場
勤務内容:紅茶・中国茶商品の製造・梱包
勤務日:週5日(月〜金)
勤務時間:10:30〜16:30 6時間(実働5時間)

時給:900円より
(3ヶ月ごとに昇給査定あり・交通費支給)

その他の条件:
他のアルバイトとのかけもち不可
正社員希望者歓迎。

応募方法:
まずは下記までご連絡ください。採用は面接の上、決定させていただきます。

TEL 0422-21-4812 e-mail: hosaka@gclef.co.jp
担当 川崎・保坂まで

※ティーサロンジークレフ 吉祥寺店での募集については、締切とさせていただきました。

お店からのご案内 > 従業員募集について | - | trackbacks (0)2009.05.14 Thursday

紅玉

紅玉
紅玉という品種は、台湾では最も新しい紅茶の品種で、アッサム種系の大振りな葉のクローンです。肉桂香と薄荷香を併せ持つこのお茶は、まろやかな味わいが身上で、何煎も杯を重ねることで移ろい行く味わいは飲み手を飽きさせません。

この茶葉はこれから一日かけてゆっくりと萎凋を施し、ゆっくりと紅茶に仕上げていきます。

産地の息吹 > 中国・台湾 | - | trackbacks (0)2009.05.03 Sunday