いよいよセカンドフラッシュ

昨日、4年前に入荷したキャッスルトン農園のマスカテルなどを飲みながら、今年はそろそろかな、なんて思っていたらさっそく今朝、セカンドフラッシュのサンプル第一便が到着しました。

まだまだセカンドも走りのお茶で、これからというところではありますが、なんとなく順調にお茶が伸びている感じが見て取れます。15種類ぐらいのサンプルのうち、一部はウンカが咬んだ形跡がありませんでしたが、残りの物は色濃い影響を見て取ることができました。あとは、時期が来るのを待つだけです。今年も豊作となるよう祈りつつ、楽しみに待ちたいと思います。

ちなみに、冒頭に触れた4年前のキャッスルトンについてですが、昨年まで脱気して酸素に触れないようにしてあっただけあって、ビンテージの東方美人のような味わいになっていました。ただ、インド、スリランカの紅茶は基本的には古くなりすぎると胸焼けを催すので、残念ながら10年、20年ものの陳年紅茶は望めそうにありません。冷凍庫での保存などを除いて考えれば、通常は長くて2年ぐらいのような気がします。

幸運なことに、ここ数年ダージリンをめぐる自然環境は毎年よくなってきていますので、過去の豊作のものをいつまでも惜しまなくても、良質な紅茶が期待できるようにはなってきていると思います。

後は天気。局地的に自然環境がよくても地球規模の変化は防げませんので、こればかりはどうにもなりません。てるてる坊主でもつるしますか。

産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2009.05.26 Tuesday

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