08年ウヴァシーズナルについて

08年のウヴァシーズナルについては、あらゆる可能性を検討しましたが、入荷を取りやめさせていただくこととしました。現時点で、昨年のアダワテ農園のシーズナル、及び定番でご紹介しているウヴァ BOPと比較して、あえて新しくご紹介したいと思える紅茶に出会うことができなかったからです。

近年のウヴァティー全般の傾向として、どうしても気になる味わいがあります。それは不快感を催すエグ味で、そのエグ味のない紅茶を探すとなると、今季に限っては8割以上の紅茶を選択肢から除外せざるを得ないという状況が生じました。

ウヴァのメンソールフレーバーは、紅茶の香り成分としては日持ちもよく、まだまだ07年のアダワテ農園のウヴァがおいしくいただける紅茶としてお勧めできるという判断もあり、このような決定とさせていただきました。

09年のディンブラシーズンにも、一部の農園は風味が向上しますので、可能性は高いとはいえませんが、来年2月ごろのチャンスを狙ってみたいと思います。何卒ご理解の程、お願い申し上げます。

産地の息吹 > スリランカ | - | trackbacks (0)2008.10.28 Tuesday

注ぎ方による味の違い

難しい話ではありませんが、だいぶマニアックな話題です。

とあるお茶作りの名人にお話を伺った際、お煎茶の注ぎ方の作法について話が及びました。いわく、お煎茶は、注ぎ始めてから10秒間で注ぎ終わるのがよいとのこと。そうすることで、より複雑な味わいが生ずるようなのです。

そこで、早速紅茶でも同じように試してみました。テイスティングカップを2つ並べ、片方は10秒間かけてゆっくり注ぎ、もう片方は即座に注ぎきるようにします。そうすると、やはり10秒かけて注いだ方が味が濃く、即座に注いだ方がすっきりとした味わいになりました。

どちらがよいか、ということは人それぞれでよいと思います。しかし、注ぎ方によっても、味わいに違いが出るということについては、紅茶ではあまり意識して来られなかった部分であるとは言えるでしょう。そのうち、喫茶店の紅茶のメニューに、「こってり」・「さっぱり」という指定が加わる日も来るかも知れません。

余談ですが、以前私が住んでいた東小金井には、珈琲を頼むと、「「こってり」で淹れますか?、「さっぱり」がよいですか?」と聞いてくる喫茶店がありました。

私が「ストロングをさっぱり目で」と注文すると、そのご主人は「ストロングをそんなに強くもなく」と復唱して、時間をかけて丁寧に珈琲を淹れてくれました。私好みのしなやかな味わいの一杯でしたが、残念ながらそのお店は、私が転居するのとほぼ同時に閉店してしまいました。

紅茶の味にももちろんこだわりたいですが、その喫茶店のように、味のある店になれたらいいな、と思ったものです。

お茶を知る > 淹れ方・楽しみ方 | - | trackbacks (0)2008.10.17 Friday

ミルクティの季節

4つ目のアッサムの発売を前に、4品並べてのテイスティングをしてみました。

まずはストレートで。
アッサム

次にミルクティ。
アッサムwithミルク

ミルクティにおいて香りを意識し始めると、おのずと余韻(残り香)への比重が高まります。ダフラティングは、涼やかな香りでキレをかもし出します。そしてバナスパティは、モルティな美しい余韻と、心地よい渋みが印象的です。ドームニは香りは両者には負けますが、甘く飲みやすいミルクティに仕上がっています。

そして一番手前が、今季のオークションで高値を連発した、ハルマリ農園のアッサムです。この紅茶は、バラの香り成分であるゲラニオールがしっかり感じられます。

それぞれに個性豊かなアッサム・セカンドフラッシュ。実に魅力的な紅茶です。

産地の息吹 > アッサム | - | trackbacks (0)2008.10.10 Friday

セールの品から ダージリンファーストフラッシュ2種

今年の春、ジークレフでは、熟成感のあるファーストフラッシュということで、シンブリ農園"Classic Clonal"と、バラスン農園"Ch Classic"をご紹介しました。

そして、この2つのダージリンファーストフラッシュが収穫されてから、そろそろ半年が経過しようとしている今、まさにこれらの紅茶はその真価を発揮しているように思われます。

昨今のダージリンファーストフラッシュは、ほんの数ヶ月のうちに飲みきらなくては風味が衰えてしまうものが非常に多く、ジークレフとしてはそれで「旬の紅茶」と呼べるのかという疑問を呈してきました。本来紅茶の旬(緑茶でもそうです)というのは、それから一年間を通じ、流通しているものの中でもっとも美味しいものでなくてはならないと考えているからです。

食欲の秋セールでぐっとお求めやすくなったこの機会に、「本来の(=以前はあたりまえにこうであった)」ファーストフラッシュの味わいをお楽しみください。

お店からのご案内 > お買い得情報 | - | trackbacks (0)2008.10.04 Saturday