コロナウイルスの脅威を前にして
コロナウイルス、少しずつ身近に迫ってきているように思います。ジークレフでも今、次の対応を思案中です。
最近心掛けているのは、店舗としても個人としても、極力余力を残しておくこと。これから待ち受ける困難は、これまでの比ではないはずだと思うからです。
今、目先の課題に一所懸命になりすぎたり、振り回されすぎてしまうと、これからの長い道のりで絶望してしまうこともあるかもしれません。だから、今は全力を出し切らない。気たるべき事態に備え、力を貯めておくべき時かと思います。
知人の中には、せっかくコロナウイルスで自粛中だからと、ふだんはできない集中的な学びをする方もいらっしゃいます。ふだん多忙な方であれば、それはとても有意義な時間の使い方のように思います。それも一つの生きざま。こういう時こそ、人の器の大きさが知れると本当に思います。
私自身はそこまでせず、様々な可能性に備えている次第。これから起こることは、きっと予想してもしつくせないでしょうから。
手前味噌ではありませんが、そんな時お茶は本当に役立ちます。自分を取り戻す。そして自分の立ち位置を確かめる。その作業をするときに、傍らに美味しい紅茶のある有難み。
どうか皆様も、ぜひ状況に焦らずじっくり構えてください。我々が立ち向かわなければいけない困難は、一息に打ち勝てるようなものではありません。
落ち着いて、したたかに、心に余裕をもって。そして広い視野で物事に対していきましょう。
Good luck!!
トリビア | - | trackbacks (0)2020.03.30 Monday
2020年の新茶入荷につきまして
新型コロナウィルスは、ついに世界中を席巻するに至りました。インド、スリランカなどの紅茶生産国も例外ではなく、新茶の出荷に大きな影響を与えるに至っています。
スリランカからの知らせでは、3月20日から27日までコロンボでロックダウンが実施され、サンプルの出荷も現品の出荷も止まっている状態です。そしてインドでは昨26日より21日間のロックダウンが実施され、同じく紅茶の出荷にかかる機能はすべて停止しています。26日は、少なくともインドの紅茶農園では生産が行われたとのことですが、この先はどうなるかわかりません。
ダージリン1stは、高標高の名園は初荷すら出荷できない状態です。低標高の農園で少量のみつくられたお茶の中には、幸いにも出荷されたものもありますが、ほとんどのお茶は倉庫で眠ったままになっていることでしょう。アッサムも同様で、出荷できたお茶はほとんどないはずです。
弊社でも、ダージリン、アッサムについては入荷の見通しが全く立っておりませんが、幸運にもニルギリは近年稀に見る極上の紅茶を入手することができており、近日中にご紹介させていただく運びとなっています。ぜひ早春のかぐわしい風味をお楽しみください。
またダージリン、アッサムについても、状況が改善し次第買い付けを進める所存です。いつもより遅めの入荷とはなるかと思いますが、心を尽くしてよいお茶を探していきたいと思いますので、どうぞご安心ください。
産地の息吹 | - | trackbacks (0)2020.03.26 Thursday