昨日は築地の魚河岸に買出しに行きました。
やはり年末らしくお正月のおせち料理などもたくさん出回っていて、それを買うのが目的だったのですが、つい、まぐろやうに、いくらなどにも目が行ってしまい、たくさん買い込んでしまいました。おかげでこの年末は、お正月より豪勢な食生活になりそうです。

江戸っ子はまぐろは赤身が好きで、昔はトロは捨てられていたという話を聞いたことがありますが、たしかに近海でとれた本マグロを食べると、赤身の方がおいしいと感じます。日ごろ居酒屋なんかで食していたあれはなんだったんだろうと、うちの同居人は考え込んでいました。

今年は秋に中国の海産物市場にも行って、上海蟹をたくさん買い込んできたりもしたのですが、アジアの市場はどこも風情はいっしょで活気に溢れていますね。年末も押し迫り、体力的にもキツイ時期なんですが、あの元気にあやかりたいものだと感じました。

冬場は紅茶がおいしいです。おいしい理由は三つあります。

まず、外が寒いから。当然ですが温かいものはおいしく感じますよね。

二つ目として、ちょうど時期的にいいものが出揃っているということがあります。ダージリン、アッサムのセカンドフラッシュも飲み頃ですし、キームン、ウヴァ、雲南も香りのよいものが入荷します。加えてダージリン、アッサムのオータムナルも摘みたてのものが空輸されて、よりどりみどりの状態になるのです。

そして最後に、水そのものがおいしくなります。ちょうど１０月ぐらいから３月までの時期は、水道水自体も濁りがなく、春先から夏場に比べるとよい状態に保たれます。雨があまり降らないせいもあるでしょうし、藻が繁殖しないせいもあるでしょう。

そんなわけで、冬場はあらゆる意味で紅茶がおいしいのです。

紅茶好きの間で、幾分不当に低い評価を与えられているもののひとつに電気ポットがあります。機械の中で何度も沸かしなおすためか、やかんで淹れた紅茶よりも、味が落ちるのではないかと思われるのがその理由です。

ジークレフにも、ひとつ電気ポットがあります。といっても吉祥寺店ではなく、近隣の弊社ファクトリーに。ここで、仕事の合間に電気ポットで気軽に淹れる紅茶は、実際のところ吉祥寺店できちんと計量して、気をつかいながら淹れる紅茶よりも、ずっと香りが増すのです。とりわけダージリンのおいしいこと。

おいしさの違う最大の理由は水です。どちらもふつうの水道水を使っているのですが、店舗とファクトリーでは、水道の蛇口から出てくる水に大きな差があるのです。電気ポットとケトルにもし差があるとしても、この水の差に比べればまったくささいなことで、問題になりません。

そんなわけで、どうぞご家庭にある電気ポット、存分に紅茶のためにも活用していただきたいと思います。ただしコツがひとつあります。それは必ず再沸騰ボタンをおして、沸きたてのときに淹れること。電気ポットの温度表示は必ずしも正確ではありません。それさえ注意していただければ、電気ポットだからといって、紅茶の香りに影響が出ることはないと思いますよ。

今日はクリスマスイブ。昨日までの連休では、ジークレフでも恋人やご両親への心のこもったプレゼントをたくさんつくらせていただきました。

天気の方は一日くもりぞらのようですね。このまま雪が降ってホワイトクリスマスとしゃれこめるといいんですが･･･。

12月から大雪が降ったと思えば、急に冷え込んだり暖かくなったり。風邪を引きやすい天気が続いていますね。今年の風邪は、熱が下がったあとも頭痛だけのこったりするようです。

風邪の予防対策として、うがいは基本中の基本ですが、紅茶のうがいが効くのをご存知ですか。紅茶に多量に含まれるカテキン類には、殺菌効果があり、風邪やインフルエンザの予防によいのです。濃さは通常の五倍程度で十分。ペットボトルのお茶ドリンクでも効果は得られるはずです。

カテキンについては、お茶の中でも産地によって含有量に違いが見られ、気温の暖かいところでつくられたお茶ほどカテキンが多く含まれているようです。緑茶、紅茶、中国茶、どれでもＯＫですよ。

入荷したばかりのアッサム秋摘みを、抽出時間をかえて何回か淹れてみました。大概の紅茶は、抽出時間を長めにとるとまろやかみを増して滑らかになってくるのですが、アッサムだけは例外で、短めの抽出時間の方が甘く感じます。

この秋摘みもご多聞にもれず、３分だと甘味が満ち満ちてまろやかな感じになりましたが、５分以上蒸らすと、だいぶ味に立体感が出て来ました。ちなみに私の好みは３分３０秒。茶葉の量は、お湯７０ccにつき１gです。(ストレートの場合)ミルクのときは、茶葉を同量だとすると、５分がちょうどでしょうか。

秋摘みの甘味は、クリスマスプディングやシュトーレンなど、クリスマスのお菓子と合わせるのに、ぴったりだと感じます。バタークリームや生クリーム、チョコレートクリームを使ったいわゆるクリスマスケーキにも、やっぱりアッサムが一番でしょう。ぎりぎりとはいえこの秋摘み、なんとかクリスマスに間に合ってほっとしています。

入荷したばかりのアッサム秋摘みを、抽出時間をかえて何回か淹れてみました。大概の紅茶は、抽出時間を長めにとるとまろやかみを増して滑らかになってくるのですが、アッサムだけは例外で、短めの抽出時間の方が甘く感じます。

この秋摘みもご多聞にもれず、３分だと甘味が満ち満ちてまろやかな感じになりましたが、５分以上蒸らすと、だいぶ味に立体感が出て来ました。ちなみに私の好みは３分３０秒。茶葉の量は、お湯７０ccにつき１gです。(ストレートの場合)ミルクのときは、茶葉を同量だとすると、５分がちょうどでしょうか。

秋摘みの甘味は、クリスマスプディングやシュトーレンなど、クリスマスのお菓子と合わせるのに、ぴったりだと感じます。バタークリームや生クリーム、チョコレートクリームを使ったいわゆるクリスマスケーキ
にも、やっぱりアッサムが一番でしょう。ぎりぎりとはいえこの秋摘み、なんとかクリスマスに間に合ってほっとしています。