カフェスウィーツという雑誌をご存知でしょうか。
柴田書店の出版しているカフェ・喫茶店向けの月刊誌なんですが、現在発売中のvol.23がなかなか面白いんです。
ちょっと中身を紹介すると下記のとおり。

特集１　コーヒーに合うお菓子、紅茶に合うお菓子
コーヒーに合うお菓子(略)
紅茶に合うお菓子
「マリアージュ フレール」の紅茶を楽しくする生菓子＆焼き菓子
　イギリスの伝統的なスタイルで紅茶を楽しむ　英国伝統紅茶博物館
「カレルチャッペックスウィーツ」のティーフード・カタログ
　紅茶にぴったりの焼き菓子の店をオープンしました　紅茶グマ焼菓子工房
「フレッシュクリーム」のお菓子に注目！
　紅茶とフード、ペアリングを楽しもう！！　ディンブラ
特集２　バレンタイン最前線 (略)

その他にも、リスドォル・ミツ・フェッセンなど、吉祥寺周辺のお菓子屋さんやパン屋さんなどの記事が満載です。紅茶ファン、洋菓子ファンにはお薦めの一冊ですよ。

この間気がついたのですが、今"all about japan"の中国茶のコーナーで弊社の雲南紅茶が紹介されています。確かに雲南は、ここ数年クオリティ向上の目覚しい産地で、数ある中国紅茶の産地の中ではっきりと第二位の地位を確立し、その勢いはキームンに迫るほどです。

雲南紅茶のすばらしい点はその成分の豊かさです。数ある産地の中であれほどとろみがかった紅茶もなければ、こんなにもゴールデンリングがくっきりと際立つ紅茶もありません。さすがに茶のふるさと、中国雲南省、何をやらせても一味違います。

なお、オールアバウトジャパンのページは下記のとおりです。
http://allabout.co.jp/gourmet/chinesetea/closeup/CU20021212A/index.htm

紅茶のよしあしにはいろいろな要素がありますが、重要な要素のひとつに色があります。美しい緋色の紅茶は、香りのよい紅茶同様、産地のオークションでも高値で取引されています。

スリランカで色という基準に照らしたとき、名園として呼び声の高いのがケニルワース農園です。ケニルワースはキャンディ地区の農園のひとつですが、常に輝きのある美しい色合いと調和の取れた風味の紅茶をつくるので定評があるのです。輝きのあるクリアな緋色は、もちろん製茶が均一に行なわれていることも示しており、まろやかな風味をも約束されています。

ジークレフのNo.37キャンディは現在、ケニルワース農園のものを使用しています。紅茶の色にご興味のある向きはぜひお試しあれ。

クリスマス、お正月とあっという間に過ぎ去り、成人式、センター試験も終わってしまいました。世の関心は次なるイベント、バレンタインデーへと移りつつあります。バレンタインデーといえばチョコレートですが、チョコレートにあう紅茶ってどんな紅茶でしょう。

フレーバーティでは、いろいろありそうですが、昔からの定番はアールグレイです。ストレートティの中では、アッサムが最も味が強い手前、よくチョコレートとのコーディネートに使われます。ミルクティにすると、ストレートよりもさらによく合うでしょう。

意外なところでは、一部のダージリンティがあります。
ダージリンには、細かく言うとマスカットフレーバーのもののほか、マメの香りのダージリン、ココアの香りのダージリンなどがあるのです。ココアの香りというと、びっくりされるかも知れませんが、茶殻の香りをよく確かめてみると、確かにココアとしかいいようのない香りなのです。

ジークレフでは、ココアの香りのダージリンはここ２年ほど扱っていませんが、世間でマスカットフレーバーとひとくちに言われているダージリンにもさまざまな香りがあるということです。

ほかにも探してみれば、チョコレートと相性のいい紅茶はたくさん見つかることでしょう。ちなみに私はといえば、カカオ分がとても強い苦めのチョコレートが好きなので、紅茶をあきらめて酸味の珈琲をあわせちゃったりしています。それと、スコッチウィスキーのお供にするのも好き。…そんなこと、誰も訊いていませんね。失礼しました。

ただいま、ジークレフ吉祥寺店では、アルバイトを募集しています。
紅茶好きな方、将来にわたり紅茶に関わる仕事をしたい方をお待ちしています。


時給800円・交通費支給
勤務時間10:30〜19:00
週３日勤務できる方
TEL:0422-21-4812
担当川崎までご連絡ください。

私たちが紅茶専門店をはじめた1996年から比べ、お客様の問い合わせが増えた品にアッサムＣＴＣがあります。ＣＴＣ紅茶とは、オーソドクス紅茶に対する言葉で、茶葉を刻んで丸めたため、甘味が強く、オーソドクスティに比べて非常に早く抽出できるというメリットがあります。一方、オーソドックスティに比べると香りという点ではやはり見劣りがします。このふたつはどちらがよいというものでもなく、用途によって使い分けるべきものでしょう。

ところがここ数年、良質のオーソドクス製法のアッサムティが非常に少なくなっています。そのため、アッサムといえばＣＴＣという先入観を持つ紅茶ファンも現れ始めました。丁寧に製茶されたオーソドクスティの魅力を知るものとしては、香りのよいオーソドクスティの入手が難しくなっているのは残念な限りです。微力ながら、ジークレフはオーソドクスのアッサムを応援したいと思っています。

はやくも2003年のニルギリのサンプルが届きました。
今年も作柄は良好な様子。すでに飲みやすい良質な紅茶が採れはじめています。
不思議なもので春の旬の紅茶は、ディンブラやニルギリにせよ、ダージリンやアッサムのファーストフラッシュにせよ、どこかしらに春の面影が感じられます。まだ、ダージリンやアッサムには早すぎる時期ですが、その南、インド洋に浮かぶセイロン島では、そろそろヌワラエリヤも旬の香りを醸し出していることでしょう。