今日は水の状態がよく、何を淹れて…

今日は水の状態がよく、何を淹れてもおいしくはいる日でした。
水質とは難しいもので、本当に水と紅茶との相性がよいと、驚くべきほどに香りがたつことがあるのです。

今までで最も印象的だったのは、1997年のある冬のこと。
そのときに入荷していたキャンディティがある日突然、スペアミントのような甘く清涼感溢れる香りを放ち始めたのです。その香りに感動して、翌朝また同じ茶葉を淹れたものの、なんど試してもその香りは二度とは現れませんでした。そして、今日に至るまで、その日のキャンディ以上の一杯には出会っていません。産地で摘みたてのものを農園で試飲したときですら、その清涼感を感じることはできなかったのです。

ちなみに一般的に言えば、紅茶は午前中よりは午後の方が紅茶はおいしく入ります。当店では夕方の5時から7時ぐらいが、いちばんおいしい時間帯です。

トリビア | - | -2003.02.04 Tuesday