今年初めて冬の星空を眺めました。…

今年初めて冬の星空を眺めました。冬は空が澄んでいるので、条件がよければ都内でも5等星ぐらいまで見えることがあります。今宵も条件の悪いビルの屋上ではあったのですが、4等星までは見ることが出来ました。

インドや、スリランカなど、南の星が見えるエリアに旅しているわりには、私はまだ南十字星を見たことがありません。お茶のおいしい時期は、わりあい空は晴れているのものなのですが、それでも冬の太平洋側のように澄み切った星空というわけにはいかず、訪れる度に、うす雲に覆われる夜空を見上げ、断念してしまっていました。それでも、二月のある夜、ヌワラエリヤの湖畔で頭上に高々と輝くオリオン座の星々を見たときには、南国に来たのだと感激したものです。

ところでこの時期、南の夜空には、寿老人星という明るい星が水平線ぎりぎりに見えます。ちょうど除夜の鐘のなるころに、ちょこんと真南に顔を出すので、七福神の寿老人の名にちなんで名づけられたこの星。もし見ることができると長寿を約束されるといわれています。私は高校生のころに、自宅近くのマンション(文京区)から、東京タワーのすぐ右側にかぼそい光を放つ寿老人星を見ました。天体望遠鏡の力を借りてのことだったので、どれほどご利益があるかは不明ですが、この星を見たというのは、学生だった当時のささやかな自慢のひとつでした。

今年もあとわずか。お店を訪れるお客様も、心なしか忙しそうに見えるのですが、たまには夜空を見上げ、多忙な日常から距離をおいて見ませんか。

トリビア | - | -2003.02.08 Saturday