入荷したグームティ農園のファース…
入荷したグームティ農園のファーストフラッシュは、日に日に甘みを増しています。
入荷以来、さまざまな淹れ方を試しているのですが、この紅茶、もしかしたら抽出温度を100℃に出来るかぎり近づけるよりも、少しだけ下げた方がおいしいのかも知れません。
下げるといっても、ポットに湯通しをしないで温度が下がる分程度、気持ち低めといったところですが、その方が味がクリアになる気がします。この点については、茶葉が落ち着いた頃に改めてご報告します。
入荷以来、さまざまな淹れ方を試しているのですが、この紅茶、もしかしたら抽出温度を100℃に出来るかぎり近づけるよりも、少しだけ下げた方がおいしいのかも知れません。
下げるといっても、ポットに湯通しをしないで温度が下がる分程度、気持ち低めといったところですが、その方が味がクリアになる気がします。この点については、茶葉が落ち着いた頃に改めてご報告します。
お店からのご案内 > 紅茶 | - | -2004.04.13 Tuesday
グームティ農園の春摘みは、実にお…
グームティ農園の春摘みは、実においしいですね。この紅茶、深い緑色の部分が、他の農園のものに比べてずいぶん多いように感じましたので、産地に問い合わせてみたところ、下記のようなお返事が返ってきました。
ご指摘の茶葉の特徴は、グームティ農園、ジュンパナ農園の特徴で、萎凋を強く行ったため、このようなアピアランスとなっています。萎凋を強く施し、水分を多めに飛ばすことにより、数ヶ月後により熟成が進む可能性が高まります。また香りについても、より長期間保持できるようになります。
そういえば、グームティ農園は、おととしも、火入れを何度も分けて行うことにより、より香りを保持するつくりを試みていました。さすが名園グームティ。志の高さが窺い知れますね。
ご指摘の茶葉の特徴は、グームティ農園、ジュンパナ農園の特徴で、萎凋を強く行ったため、このようなアピアランスとなっています。萎凋を強く施し、水分を多めに飛ばすことにより、数ヶ月後により熟成が進む可能性が高まります。また香りについても、より長期間保持できるようになります。
そういえば、グームティ農園は、おととしも、火入れを何度も分けて行うことにより、より香りを保持するつくりを試みていました。さすが名園グームティ。志の高さが窺い知れますね。
お店からのご案内 > 紅茶 | - | -2004.04.08 Thursday
今年のNo.3aダージリンファー…
今年のNo.3aダージリンファーストフラッシュは、そろそろ成田についている頃でしょう。週末には発売開始できる見込みです。
昨年のプッタボン農園"Supreme"は、2500円(120g袋)でしたが、今年はそれよりもだいぶ値下げしてご提供させていただく予定です。今しばらくお待ちあれ。
昨年のプッタボン農園"Supreme"は、2500円(120g袋)でしたが、今年はそれよりもだいぶ値下げしてご提供させていただく予定です。今しばらくお待ちあれ。
お店からのご案内 > 紅茶 | - | -2004.04.06 Tuesday
その後も春摘みダージリンのサンプ…
その後も春摘みダージリンのサンプルは届き続けています。その中で目を引くものとしては、ゴパルダーラ農園のクローナルと、フグリ農園のティピークローナルがありました。
ジークレフでは、基本的には中国種を優先して入荷しますが、上記2農園に加え、プッタボン、ノースタクバル、シンブリと、今年はクローナルの良質な春摘みが例年より多いように思います。
一方中国種がひときわ良かった農園は、リシーハット、サングマ、グームティ、タルボなど。プッタボン、シンブリは中国種、クローナルとも二重丸です。
ジークレフでは、基本的には中国種を優先して入荷しますが、上記2農園に加え、プッタボン、ノースタクバル、シンブリと、今年はクローナルの良質な春摘みが例年より多いように思います。
一方中国種がひときわ良かった農園は、リシーハット、サングマ、グームティ、タルボなど。プッタボン、シンブリは中国種、クローナルとも二重丸です。
産地の息吹 > ダージリン | - | -2004.04.03 Saturday
春の紅茶の入荷が、ようやく決定し…
春の紅茶の入荷が、ようやく決定しました。
スリランカのウェストグロウンティは、2月から3月が旬と言われていますが、今年は1月にも小さなピークがあったため、都合2ヶ月の間ずっと、市場を見守る必要がありました。
結局ジークレフは、この2ヶ月の間で、今日3月30日のオークションに出品されたものがピーククオリティと判断し、ディンブラ、ヌワラエリヤを1ロットずつ落札しました。どちらの紅茶も、目を見張るほど素晴らしい出来栄えです。
ダージリンも、これぞというものを買い付けることが出来ました。これでニルギリから始まった春の紅茶の買い付けはおしまい。そしてこれから春の中国茶の買い付けが始まります。
今年は中国では3月の半ばに少々雨が多く降ってしまったという報告がありました。が、まだ実際の茶葉を目にしたわけではありません。どんなお茶が届くのか、今から楽しみです。
スリランカのウェストグロウンティは、2月から3月が旬と言われていますが、今年は1月にも小さなピークがあったため、都合2ヶ月の間ずっと、市場を見守る必要がありました。
結局ジークレフは、この2ヶ月の間で、今日3月30日のオークションに出品されたものがピーククオリティと判断し、ディンブラ、ヌワラエリヤを1ロットずつ落札しました。どちらの紅茶も、目を見張るほど素晴らしい出来栄えです。
ダージリンも、これぞというものを買い付けることが出来ました。これでニルギリから始まった春の紅茶の買い付けはおしまい。そしてこれから春の中国茶の買い付けが始まります。
今年は中国では3月の半ばに少々雨が多く降ってしまったという報告がありました。が、まだ実際の茶葉を目にしたわけではありません。どんなお茶が届くのか、今から楽しみです。
産地の息吹 > ダージリン | - | -2004.03.30 Tuesday
武蔵野の桜もこの陽気できれいに花…
武蔵野の桜もこの陽気できれいに花開きましたね。この週末は吉祥寺も井の頭公園の花見客でにぎわいました。
ダージリンについては、今年はもう100種類以上サンプルを試飲しているのですが、昨年までは見かけた青々とした香りのタイプがひとつもありません。全て甘く香ばしい香りのタイプに切り替わってしまったようです。伝統を重んじるインドの製茶技術も、やはり時の流れとともに変遷していくのですね。
ダージリンについては、今年はもう100種類以上サンプルを試飲しているのですが、昨年までは見かけた青々とした香りのタイプがひとつもありません。全て甘く香ばしい香りのタイプに切り替わってしまったようです。伝統を重んじるインドの製茶技術も、やはり時の流れとともに変遷していくのですね。
産地の息吹 > ダージリン | - | -2004.03.29 Monday
「今年は豊作なので良いファースト…
「今年は豊作なので良いファーストフラッシュを仕入れるのはたやすい。」先日の茶飲み話でそう書きましたが、どうやら状況は違って来ています。非常に薫り高い紅茶は確かにたくさんつくられてきているのですが、その多くにあっという間に買い手がついてしまっているのです。
つまり、取り合いになっているということ。
いったいどこにこんな旺盛な需要があったのでしょう。話を聞いてみるとヨーロッパの買い手がすごいスピードで買いを入れているとのこと。どんなによいサンプルが届いても、売り切れでは話になりません。ダージリンの買い付けはいつも一筋縄ではいきませんね。
さて作柄の方ですが、どうにもすごいことになっています。
前回紹介したノースタクバルの紅茶に比肩する出来のインボイスが、いくつも出てきました。農園名を列挙すると、グームティ農園、サングマ農園、リシーハット農園、プッタボン農園、シンブリ農園。これらは実際に私が試したものだけですので、ダージリンの丘全体では他にも素晴らしい紅茶を産する農園があることでしょう。
念のため補足しておきますと、この茶飲み話でのご報告は、吉祥寺の水でテイスティングした結果をもとにしています。これは、産地での判断とは異なりますし、ヨーロッパ各国の判断とも異なります。もっと言えば、大阪でも名古屋でも、東京とは水質が少しずつ違いますので、同じ紅茶をテイスティングしても違う鑑定結果になることでしょう。
世界中どこで淹れても最高の紅茶というのは存在しません。紅茶は水との相性を抜きには語れないのです。それゆえにインドやスリランカでは、日本酒のように鑑評会やコンペを行って金賞茶を決めるというようなことはしません。それが見識というものなのでしょう。
つまり、取り合いになっているということ。
いったいどこにこんな旺盛な需要があったのでしょう。話を聞いてみるとヨーロッパの買い手がすごいスピードで買いを入れているとのこと。どんなによいサンプルが届いても、売り切れでは話になりません。ダージリンの買い付けはいつも一筋縄ではいきませんね。
さて作柄の方ですが、どうにもすごいことになっています。
前回紹介したノースタクバルの紅茶に比肩する出来のインボイスが、いくつも出てきました。農園名を列挙すると、グームティ農園、サングマ農園、リシーハット農園、プッタボン農園、シンブリ農園。これらは実際に私が試したものだけですので、ダージリンの丘全体では他にも素晴らしい紅茶を産する農園があることでしょう。
念のため補足しておきますと、この茶飲み話でのご報告は、吉祥寺の水でテイスティングした結果をもとにしています。これは、産地での判断とは異なりますし、ヨーロッパ各国の判断とも異なります。もっと言えば、大阪でも名古屋でも、東京とは水質が少しずつ違いますので、同じ紅茶をテイスティングしても違う鑑定結果になることでしょう。
世界中どこで淹れても最高の紅茶というのは存在しません。紅茶は水との相性を抜きには語れないのです。それゆえにインドやスリランカでは、日本酒のように鑑評会やコンペを行って金賞茶を決めるというようなことはしません。それが見識というものなのでしょう。
産地の息吹 > ダージリン | - | -2004.03.26 Friday