今回の秋摘みダージリンの買付けで…

今回の秋摘みダージリンの買付けでは、判断を大きく見誤ってしまいました。10月下旬の段階ではこのコーナーで、天候は至って順調で、今年は雨もあまり降っていないようだとお伝えしたのですが、実際はこの時期に、クオリティが大きく下がってしまっていたのでした。
どうも産地からの情報に、古いものと精度が低いものが混ざっていたようです。情報の精度を上げることは今後への課題とすることにします。

実際の状況はどうだったかというと、ヒンドゥー教の祝祭により収穫を休んだのと天候の悪化により、茶葉が大きく伸びてしまい、ほとんどの農園で香りが逃げてしまっていたのでした。

そんなわけでここ2週間ぐらい、このコーナーもほとんど情報発信をとりやめていましたが、このほどどうにかおいしいダージリンを確保できました。今回は、ほんと、しんどかったです。

産地の息吹 > ダージリン | - | -2003.11.21 Friday

一週間ほど、このコーナーの更新を…

一週間ほど、このコーナーの更新をお休みしていました。「便りのないのはよい便り」といいたいところですが、残念ながらそうもいきません。ダージリン、アッサムのオータムナルのために試したサンプルは、もうすぐ100種類に到達する勢いですが、まだ極上の一品を手にするには至っていないのです。

ただ、じりじりと送られてくるサンプルの風味は向上しており、希望がないというほどでもありません。どうも今年の秋は、どの産地も一筋縄ではいかないみたいですね。

産地の息吹 > ダージリン | - | -2003.11.15 Saturday

ジークレフでは、ダージリンオータ…

ジークレフでは、ダージリンオータムナルのテイスティングがいよいよ本番を迎えています。現在、よかったという情報が入っている農園は下記の通り。

ジュンパナ農園。マーガレッツホープ農園。ナグリ農園。サングマ農園。ゴパルダーラ農園。タルボ農園。オカイティ農園。リシーハット農園。プッタボン農園。

テイスティングサンプルも、もう50種類以上は試していますが、まだ入荷は決定していません。

産地の息吹 > ダージリン | - | -2003.11.09 Sunday

ダージリンの秋摘み続報。…

ダージリンの秋摘み続報。
11/5現在で最も香りのよかったサンプルは、タルボ農園のティピークローナルでした。これは素晴らしいマスカットフレーバーの薫る紅茶だったのですが、もう買い手がついてしまっていました。ちょっと残念。

でも、多くの農園がこれからもっとよくなるという情報も入ってきているので、今後の展開を楽しみに待つことにします。

産地の息吹 > ダージリン | - | -2003.11.05 Wednesday

ようやく今年の旬のウヴァが上陸し…

ようやく今年の旬のウヴァが上陸しました。今季最高と胸をはって言えるアイスレビー農園のシーズナルティ。すがすがしいメンソール香の紅茶です。発売は、明後日11/6よりとなります。

お店からのご案内 > 紅茶 | - | -2003.11.04 Tuesday

ダージリンオータムナルの続報。\…

ダージリンオータムナルの続報。
前回お伝えした後も、オカイティ、サングマ、シーヨック、グームティなどの各農園で、秋摘みのフラワリーな香りのあるサンプルが届いています。

クルセオンの町の周辺と、ネパール国境沿いの名園の密集するエリアは、少なくとも順調によいものが収穫されていっているということですね。

そろそろ気温的にも、標高の高い農園は1年の最後の収穫の時期を迎えつつあるわけですが、天候的には至って順調で、今週もあまり強い雨は降らない様子です。

なお、現在のところ一番よい香りのサンプルは、サングマ農園のものです。サングマは今年はセカンドもよかったのですが、この秋も少なくとも5つ以上の良質なサンプルが届いており、とても順調にフラワリーフレーバーを蓄えた紅茶を産している様子です。

産地の息吹 > ダージリン | - | -2003.10.29 Wednesday

ジュンチヤバリ農園から入荷した"…

ジュンチヤバリ農園から入荷した"Handrolled Oolong"。
このお茶は、紅茶なのか、烏龍茶=青茶なのかという問いあわせを数多く受けました。もっともな疑問だと思います。しかし、とても答えにくい質問であることも確かです。

私の個人的な意見としては、そもそも中国、台湾をのぞく産地のお茶に、6大分類を適用するのは、無理があると考えています。というのはダージリンは紅茶とみなされていますが、多くは青茶に分類されている台湾の東方美人や木柵鉄観音よりも発酵が浅く、この時点で発酵の仕方によって、お茶を分類するという試みが破綻するからです。

特に、半発酵、完全発酵という表現は、なにをもって「完全」とするかが甚だ不明確で誤解を招くため、ジークレフでは使わないようにしています。紅茶だって、やはりある時点で発酵を止めているのであり、別に発酵しきったお茶というわけではありませんからね。

ジュンチヤバリの"Handrolled Oolong"に話を戻すと、少なくともこれを烏龍茶だと主張するのは、無理があるように思います。というのは、一煎で飲みきるタイプのお茶ですし、発酵も通常のダージリンオータムナルに比べて別段浅いわけでもありませんから。

"Oolong"という表現は、手揉みの工程から、烏龍茶をイメージしてつけたものと解釈していただくのが、無難なように思います。

お茶を知る > お茶の豆知識 | - | -2003.10.26 Sunday

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