高円寺ティールームでは毎月の限定メニューの他に、パウンドケーキも毎月新作を2ヶ月間ご提供しております。7、8月のパウンドケーキは『バニラのパウンドケーキ　自家製サブレと季節のプリザーブプレート』です。



今回のパウンドケーキには、前回の記事でご紹介した佐渡バターをふんだんに使い、シンプルにその風味を生かした仕上がりにしてみました。シンプルだからこそ活きるよさをお楽しみいただきたいと思います。



今回のパウンドには、季節のプリザーブが2種添えられています。ベリーの酸味、甘味が豊かな『6種のベリープリザーブ』と今月からの新作でトロピカルな風味が美味しい『パッションフルーツとバナナのプリザーブ』です。どちらのプリザーブとも相性抜群で、また新しい味わいが楽しめます。



なお、今月までは『ブルーベリーとクリームチーズのパウンドケーキ』もご提供しておりますので、ご興味ございましたらぜひお立ち寄りくださいませ。

TEA SALON Gclefで使用を開始し、大変ご好評を戴いている佐渡バター。いよいよ、高円寺でもお披露目です。



4/8 TEA SALON Gclef茶飲み話
http://blog.gclef.co.jp/teasalon/log/eid2.html

高円寺TEA ROOMでも毎日焼いているスコーンですが、佐渡バターに切り替わり今までにも増して風味が良くなりました。まず何が驚きかと言いますと、スコーンを焼き上げたオーブンを開くと、甘く芳醇な香りが店中に広がってゆきます。これまでも焼きたてのスコーンの香りはとても良く、来店されたお客様に「この良い香りはなぁに？」と聞かれることが多かったのですが、佐渡バターで作ったスコーンは毎日スコーンを焼いているスタッフがびっくりするような甘い良い香りになりました。

実際に食べてみると、口の中にふわっと甘い香りが広がり、食べた後でも心地よい余韻が残ります。しかも中の生地がこれまでよりふんわりと仕上がっており、バターの甘さがしっとりジューシーに感じられます。もちろんプリザーブやクロテッドクリームとの相性も抜群です！

シンプルなスコーンだからこそ、素材の良さが生きたのだと実感する味わい。ぜひ一度ご賞味下さい。

まだまだ梅雨に悩まされる季節ですが、だんだんと夏の暑さを感じるようになって来ましたね。そこで7月の限定スイーツは“涼”にこだわったひんやりスイーツをご用意してみました。



今回使用した素材は、この季節にぴったりのトロピカルフルーツ、マンゴーです。そのコクのある濃厚な甘味とジューシーさを最大限に活かすため、色々な紅茶を使って試作したのですが、たどり着いたのは紅茶ではなくジャスミン茶でした。

では、さっそく味わってみましょう。

まずはグラスの中央でひんやり“涼”を感じさせているジャスミンのグラニテから。ひと口すくって食べると、じゅわっと冷たい甘味が口いっぱいに広がります。これだけでも涼やかなのですが、ジャスミンの香りがふわっと喉の奥に流れ込み、より“涼”を感じさせます。ジャスミン茶のベースになっている中国緑茶の爽やかな甘味も利いていて、暑さを忘れさせてくれます。

このグラニテの上には、自家製マンゴージャムをトッピング。こちらはぜひグラニテと一緒に食べてみてください。お砂糖で煮詰めた濃厚なマンゴーの甘味が、冷たく爽やかなジャスミンと相まって、また違った風味を演出してくれます。

そしてアクセントはジャスミンのゼリーです。口の中で噛んでみると、プルンッと弾け、中からジャスミンの香りが華やかに広がってゆきます。

グラニテの下には、ジャスミンのブラン・マンジェ。ミルクと生クリームをたっぷり使って、シンプルに素材の味を引き出してみました。とろとろっとした食感と、舌の上で優しく広がるクリーミーな甘味。同時にジャスミンの香りが甘く優しく口の中に残ります。

また、グラスの底には、鮮やかな色合いのマンゴーのゼリーを配してみました。とてもしっとりとした食感と、フレッシュマンゴーを思わせるような、ジューシーな甘さ。マンゴーを丸ごとゼリーにしたような贅沢ゼリーです。

これらひとつひとつの素材が舌の上で溶け合い、この季節にぴったりなリフレッシングな味わいを楽しませてくれます。その涼やかな味わいは、いつか南国のリゾートで出会った、あのスウィーツを思い起こさせるかも知れません。ぜひお客様にもこの味わいをお楽しみいただければと思います。

今回のトロピカル・ア・ラ・モードも、手間を惜しまず仕込みますので、1日10食限定とさせていただきます。週末は早い時間になくなってしまいますので、お早めにどうぞ。

月替わりでお楽しみいただいている、高円寺ティールーム・限定メニュー。今回は『紅茶のティラミス/高円寺店オリジナル』です！



昨夏にご用意して大好評いただき、吉祥寺ティーサロンでは定番でご用意している紅茶のティラミスをさらにアレンジし、洗練を加えたのがこの高円寺店オリジナルバージョン。試作に試作を重ねた自信作です。

まずは一番上のクリームを一口食べてみます。マスカルポーネチーズ特有のねっとりとしたコクと甘味が口いっぱいに広がります。続けてクリームに仕込んだルフナの香りが、口の中、そして、喉の奥に行き渡り、鼻腔をくすぐります。くせになる美味しさ。二口目、三口目とスプーンの運びが止まりません。



クリームの下は、アールグレイをたっぷり仕込んだパウンド生地と、これまたアールグレイ風味のパリパリチョコレート。しっとりとしたパウンド生地と、パリパリの香ばしいチョコレートは、それぞれに食感が違って楽しみながらお召し上がりいただけます。紅茶の風味を生かすため、コテコテの甘さではなく、全体の調和を大切に仕上げているため、食べやすく安心です。

それぞれのパーツをひとつひとつ味わってみたり、紅茶の三重奏を楽しんでみたり、ひと口ひと口変化のある味わいは食べる人を飽きさません。ちなみに、アールグレイのティーシロップも添えてお出ししますので、こちらもお好みでお使いください。



このスイーツと合わせる紅茶は、さっぱりした飲み口の『ディンブラシーズナル・カーカスワールド農園』や『ウヴァシーズナル・アダワテ農園』などがお勧めです。ちょうど新入荷した『アッサムファーストフラッシュ・ハティアリ農園』のミルクティで、甘い癒しの時間を過ごすのもいいですね。

1日10食限定のメニューです。土日はお早めにどうぞ。

5月の新メニューは、紅茶のチーズケーキ。茶葉をたっぷり使用したミルクティのベイクドチーズケーキです。



チーズケーキと紅茶。この組み合わせは、ある意味チャレンジングでもあります。世の中的には、チーズキーキには、コーヒーと相場が決まっていますから。

しかし、この紅茶のチーズケーキをお召し上がりいただければ、なるほど、と腑に落ちること請け合いです。チーズにもいろいろなチーズがあり、チーズケーキのもいろいろなバリエーションがありますが、ジークレフのチーズケーキは、クリームチーズのしっとりとした滑らかさを前面に押し出し、紅茶との相性を考え抜いて焼き上げました。

たっぷりのクリームチーズにルフナのミルクティを濃厚に抽出して加えたこのチーズケーキは、口当たりがしっとりとして、とてもクリーミーです。舌の上にのせると、まったりとした味わいの中に、紅茶感がしっかりと感じられるはずです。そしてビスキュイ。さくさくとした食感の生地にはアールグレイをあしらっています。口の中に広がるベルガモットの香りは、このチーズケーキに好ましいアクセントを加えてくれますよ。ホイップクリームも添えてお出ししますので、お好みで添えていただくと、さらに滑らかな味わいをお楽しみいただけます。

今回は、このクリーミーなチーズケーキに加え、初夏の陽気に併せるべく龍井茶のソルベもあしらってみました。龍井茶のうまみ、甘味を引き出したソルベは、チーズケーキとのコントラストも面白く、きっとお楽しみいただけると思います。

一日10食限定です。お早めにどうぞ。