TRACKBACK URI
http://blog.gclef.co.jp/chanomi/sb.cgi/860
TRACKBACK
2020年ダージリン1stフラッシュについて
5月中旬にもなれば、本来ならダージリンファーストフラッシュが入荷しているはずですが、今年はコロナウイルスの影響を大きく受け、今だ市場にはほとんど出回っていないことと思います。そこで今季のファーストフラッシュについて、今現在でテイスターの目線で受けた印象についてまとめてみたいと思います。
そもそも今季のファーストフラッシュの入荷の遅れたのは、インドで3月25日からロックダウンが始まったためで、すべての紅茶農園も生産がストップしてしまい、併せて出荷機能も停止してしまったためです。実はその後、ロックダウンは継続するも、4月13日から生産が再開されたのですが、最盛期において3週間もの間摘み取りをしなかったため、例年とはいろいろ違ったことになっています。 まずロックダウン前のお茶については、基本的には良好な生産がなされていたようです。ゴールデンウイーク後、出荷可能になったサンプルがジークレフにもまとめて届いたのですが、これを見る限り高標高の名園のファーストフラッシュは、よい天候のもとで生産されていたようです。 興味深いのはロックダウン直後のお茶です。標高の低めの農園においては、芽が硬化してしまい、味わいが少し薄くなってしまっているものも多かったと思いますが、高標高ではそれでも、ギリギリ適期に収穫できたものもありました。今年はどうやらさほど雨が多くなく、生育が進まなかったためです。 ですから、ロックダウン後の紅茶にも、それなりに見どころのあるものがあります。これらは例年では楽しめない、今年だけの紅茶ということになるでしょう。 また紅茶の品種にも晩生のものがあり、それらはロックダウン後でも適期をとらえているものもあるようです。そんなわけで、例年とは異なるファーストフラッシュの楽しみ方が、今年はできます。 入荷まではまだもう少しかかるかもしれませんが、ぜひ気長にお待ちいただければ幸いです。 産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2020.05.16 Saturday TRACKBACK URI
http://blog.gclef.co.jp/chanomi/sb.cgi/860
TRACKBACK
|