スリランカの旬の紅茶については、おかげさまで無事、満足のいく買い付けを終えることができました。

今年は本当に厳しい買い付けでした。イメージどおりの紅茶を探すのがこれほど困難な年も珍しいかも知れません。

ただ、セイロンウェストグロウンに関しては、どんな年でも理詰めで丹念に探していけば、望むものを探し出すことができるような気がしています。基本的には、砂金を掘り出すような地道な作業ですが、さすがに何年もやっているとツボも分かってきますね。

ダージリンのファーストフラッシュに関しては、今までがいわばオープン戦。今日から開幕といったところでしょうか。早くもDJナンバーが二桁に乗る農園もありますが、大事なのはこれからの二、三週間です。

現在のところ、どこの農園も想定できる水準の出来栄えのものを作り出していますが、狙っていた農園のうちのひとつは、残念ながら期待していた品質のものは出てこなさそうな気配がしてきました。

正直なところ、順調そうだとはいいながら、買い付けできる水準のファーストフラッシュにはまだひとつも出会っていません。豊作なら豊作なり、不作なら不作なりの買い付けの苦労というものはあるのですが、どうせ苦労するなら美味しいものにたくさんありつきたいものですね。