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トルコの紅茶道具
1.まず胴の部分に水を入れ、中に炭を仕込んだり、ストーブの上に置いたりして加熱します。
2.お湯が沸いたら上のティーポットに茶葉を入れ、胴の部分についている蛇口からお湯を注いで、またティーポットを写真の位置にセットします。 3.ティーポットは金属なので冷めやすいのですが、こうすると下からの湯気で保温されます。抽出時間は10〜15分ぐらいのことが多いようです。 4.そして十分抽出が進んだら、カップに紅茶を注ぎ、適宜サモワールのお湯で割って濃さを調節します。 おそらくはとても寒い地域なため、抽出しながら加熱する必要があったのでしょう。こういう使い方なため、トルコ産の紅茶は、発酵が強く進んだ甘味のしっかりある紅茶でした。イメージ的にはアッサムやルフナが近いのですが、もっとしっかり発酵させてある感じです。 さて、次に下の写真が、トルコのいわゆる雪だるま式ティーポット、チャイダンルックです。 実はこのチャイダンルック、機能としてはサモワールとまったく同じものなのです。サモワールの胴の部分を、雪だるまの胴の方に置き換えれば、あとは使い方はまったく同じ。下のポットが湯沸し用で、上のポットが紅茶の抽出用です。そして、抽出中は写真のように重ねておき、下から加熱しながらお茶を淹れるのです。 チャイダンルックも、ちょうど写真のようにストーブの上において使うのが一般的なのですが、常時大量にお湯を蓄えて沸かしておく必要がないのであれば、こちらのほうが便利です。 お茶の抽出の仕方も地域によってさまざまですが、どのような形であれ、やはりお茶が嗜まれているわけですね。 このサモワールとチャイダンルック、吉祥寺店で現物をごらんいただけるようにしてあります。ご興味のある方はご来店のときにでもお申し付けください。 お茶を知る > お茶の豆知識 | - | trackbacks (0)2007.02.06 Tuesday |