ささやかな変化

買付をしていると、様々な農園から多数のサンプルが届くのですが、今年はひとつ楽しみな変化がありました。サングマ農園とタルザム農園(実際には同一農園ですが)のオファーサンプルの袋が、従来のものからだいぶサイズが大きくなったのです。

従来のサンプルでは、茶葉のかさが大きいので入りきらないであろうという判断ですが、この変化には、農園の「今後はこのつくりで行く」という強い意志が表れているように思います。実際、ジークレフで入荷したタルザム農園のファーストフラッシュを見ればお分かりの通り、茶殻の大きさ、そして元の葉の形の残り方が他の農園とは明らかに違います。

グレードは、おそらく多くのバイヤーの波風を立てないようにSFTGFOP1のままですが、実際のサイズはより大きなFOPであると言ってよいことでしょう。この変化は、単なるサイズの変化にとどまらず、淹れ方や風味にも影響を与えていると思われます。セカンドフラッシュはこれからが本番ですが、今年はどんなお茶が登場するか、ぜひ楽しみにお待ちください。

産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2016.06.02 Thursday

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