中国から帰ってきました。今回は北…

中国から帰ってきました。今回は北京から入国したので冬の紫禁城なども散策してきました。紫禁城の後宮には、全国から貢茶された銘茶をしまう茶庫があり、それをひと目見てみたかったのですが、一般には開放されておらずかないませんでした。

そのかわりといっては何ですが、武夷山のお茶をいくらか仕入れてきました。今回の一番の収穫は正山小種です。正山小種は武夷山の周辺にある、星村という小さな村で古くからつくられている紅茶です。この紅茶は、日本の紅茶ファンから最も不当な扱いを受けているお茶です。というのも、日本に紹介される正山小種はほとんど英国経由なのですが、その香りが正露丸にそっくりだというのです。

確かに私も、いくつかのブランドの正山小種を試しましたが、まさしく正露丸の香りそのものの紅茶でした。英国人は、これにミルクをいれて飲むのが好きだということで、一部の紅茶ファンには受け入れられているのですが、飲みにくいことは確かです。

でも、その正山小種が本当の正山小種でないとしたら?
では大量生産ではなく、少量ながら、真面目に茶葉と向き合ってつくられた正山小種とはどんな香りがするのでしょう?

そのひとつの答えを、みなさんにご紹介したいと思っています。
少量しか入荷しなかったのですが、ファーストフラッシュ発売後に、改めてメルマガでお話させていただきます。

産地の息吹 > 中国・台湾 | - | -2003.02.22 Saturday