農園名の読み方をどうするか…

農園名の読み方をどうするかは、簡単なようで難しい部分があります。例えば、ダージリンの名園"Thurbo"農園。英語の正しい発音に従えば「サーボ」となるところですが、多くの専門店では、「タルボ」と表記します。

インドでは"Th"の発音は"T"と同じになることと、"r"をしっかりと「ル」と発音するためですが、この呼び方に従うのであれば "Castleton"は、「カッスルトン」と表記するべきでしょうし、"Puttabong"は、パタボンと表記したほうがインド的な発音に近いはずです。

今回入荷した"Tumsong"農園についてもタムソン、タムサン、トンソンと3つの表記がみつかりました。アクセントは第一音節なので、他にタムスンという表記もありそうです。ただし「トンソン」は間違い。これは"Tongsong"農園という別のダージリン地区の農園と混同しているのでしょう。

"Phoobsering"もネットで検索したらフーシリン、プーブセリングという表記がみつかりました。"Ph"は、インドでも"P"の発音にはならず、"F"と同じ。ただし、"B"はサイレントではないので、インド式の発音では、正しくはフーブセリンあるいはフーブセリングとなるのですが、 "B"にアクセントがなく、とても軽く発音しているので、ジークレフではフーセリンとしました。

中国語の祁門も、キーマン、キームン、キーモンと表記が分かれますし、"Aislaby"もアイスレビーと書いたり、エズラビと書いたりします。

そろそろ、こうした産地名は統一したほうがよいのかも知れませんね。

トリビア | - | trackbacks (0)2006.07.26 Wednesday

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