ティーポットは球形が理想。最近で…

ティーポットは球形が理想。最近では、どの記述を読んでもそう書いてあります。だけど、それって本当でしょうか?

紅茶を一定時間抽出すると、ポットの中に茶の成分が抽出されていきます。しかし、その成分の中には水よりも重いものもあり、軽いものもあります。

それらがまんべんなく交じり合ったほうがよいのか?それとも分けて抽出したいのか。ポットの中の茶液をいっぺんに注ぎきるのか、それとも2杯目、3杯目は茶葉を浸したままポットの中に残しておくのか?ポット一杯にお湯を入れるのか、半分までしか入れないのか?

そして、最終的にどんな味を出したいのか?

それによって、実は理想のポットの形は違うと、ジークレフでは考えています。

どんな場合でもやめたほうがよいと考えているのは、縦長のポット。一方、扁平な形をしたポットは、けっこう使いでがあります。

ちなみにジャンピングについては、以前にも書きましたが、ジークレフではあまり重要視していません。その一方で、ポットの中で茶葉が上にいるのか下にいるのかは、味の出方に影響があると考えています。ですからポットにティーバッグを入れて抽出する場合は、ティーバッグが下に落ちないように、液面近くに吊り下げておくのもひとつの方法だと思います。そうすると、多くの場合、リーフをそのまま抽出するよりも香りがよくなります。(フレーバーティーはその限りではありません。)

ほんのわずかな差ではありますが、本当によいお茶のよさをきちんと出してあげたいと思ったら、そんなことも重要になってきます。

お茶を知る > 淹れ方・楽しみ方 | - | -2006.02.18 Saturday