個人的な話で恐縮ですが、最近ダー…

個人的な話で恐縮ですが、最近ダージリンティーを、ポットから茶葉を抜かずに2杯、3杯と飲むのがお気に入りになってきました。

理由は、3杯目の一番濃い部分が楽しみたいから。はじめから濃く淹れてもおいしくないのですが、一杯、二杯と時間をかけて飲んでいる間に抽出される成分のバランスが、堪えられないんです。

ちなみにこの方法だと、茶葉の量をタイトに計らなくても必ずおいしい部分に当たることができるという利点もあります。とりわけ紅茶初心者には、むしろこちらの淹れ方の方が、一回でいろいろな味が楽しめて好みの味も決めやすいので、向いているかもしれません。

なお、高円寺店のティールームでも、同じように茶葉を抜かずに提供していますが、これは味に変化をつけたい(しかもだんだん濃くしていきたい)という理由からです。たっぷり飲みたいときに、二杯目、三杯目もずっと同じ味だと、味覚と嗅覚が慣れてしまい、一杯目ほどの感動が得られないようです。

お茶ひとつ淹れるのも、本当に奥が深いものと、しみじみ考えさせられる今日この頃です。

お茶を知る > 淹れ方・楽しみ方 | - | -2005.04.22 Friday