ウヴァのピーククオリティについて…

ウヴァのピーククオリティについての続報です。
今年のウヴァについては、アイスレビーなど一部の農園では、7月中にピークを迎えましたが、8月に入り、チェルシーやボンバガーラウヴァなど、今年は今までみかけなかった名園のクオリティが上がってきたようです。チェルシー農園は、ちょっとディンブラよりのフルーティなウヴァを作る農園です。ボンバガーラは、マルワタバレーの縁に立地する農園で、その立地上の特性から、幸運なことに2〜3月のディンブラシーズンにもクオリティがよくなることで知られています。

あと、ショウランズ(Shawlands)農園の大きな葉のロットは、安定してよい出来を保っています。今年のこの農園のOP、OP1グレードは、長時間抽出するとまろやかな中にさわやかなウヴァフレーバーを宿す魅惑的な紅茶に仕上がっています。市中ではあまり見かけない農園かも知れませんが、ここも名園のひとつです。吉祥寺の水では、抽出時間を6分以上とらないと、この農園の個性が発揮できないため、今年はご紹介することが出来ませんが、いずれ機会を見つけて入荷してみようと思います。

ジークレフのアイスレビーについては、もうコロンボの港を発ちました。ウヴァのトップガーデンであるアイスレビーの、オブラートに包まれた苦味と純粋なメンソールフレーバーという個性が私は大好きなのですが、今年はまさに私の理想とするウヴァをご紹介できる見込みです。

産地の息吹 > スリランカ | - | -2004.08.20 Friday