今年はセカンドフラッシュの作柄が…

今年はセカンドフラッシュの作柄が思わしくないと、以前の茶のみ話で書いたのですが、ふたを開けてみればダージリンといい、アッサムといい申し分のない紅茶が揃ってしまいました。

メレン農園のアッサムなどは、本当に香りのよい紅茶で、店頭で試飲されたお客様からも、「今まで飲んだ物はなんだったのか」、「本当にこれがアッサムなのか」ということばをいただいています。

このアッサムの長所は、その風味の再現性の高さです。多少抽出時間を変えようが、濃さを変えてみようが、アッサムによくある骨太な風味がなかなか現れず、品よくはいってくれるのです。その口当たりのまろやかさが、メレン農園の紅茶の身上なのでしょうか。

買い付けの鑑定のように、正確に計量するだけではわかりにくい長所ですが、実際飲む側にとってはこれは大きいですよね。お茶の「よさ」にも、いろいろあるものだと改めて感心させられました。

産地の息吹 > アッサム | - | -2004.07.18 Sunday