「龍井茶は難しい」と以前の茶飲み…
「龍井茶は難しい」と以前の茶飲み話で書きました。
いろいろと難しい要素はありましたが、一番難しいと感じていたのは、産地で楽しまれている龍井茶の醍醐味が、日本の水でどこまで再現できるかという懸念でした。
お詳しい方はご存知でしょうが、良質な明前の西湖龍井茶は、お米のような香ばしい香りと甘味があります。これは日本でも問題なく楽しめます。しかし、さらに上質な龍井茶には、この上にまた別の甘味があります。それはちょうど岩茶の大紅包(正確にはころもへんがつく[衣包]です)が持つ甘味に近い、コクのある、しかし繊細な甘味です。
この甘味は、濃密なものではなく、それゆえに水質によっては全く再現しないのではないかと懸念していました。そして、杭州で買付けてきた梅家塢の明前龍井茶のこの風味が、もし日本の水で再現できないのであれば、ジークレフでの販売はやめにしようと思っていました。ただ買付けてきたものを売るだけでは、専門店としては失格だと思うからです。
しかし幸いなことに、杭州での抽出より、茶葉を多少多めにすれば、吉祥寺の水道水でもこの甘味はきちんと再現できることがわかりました。少量ずつしか入荷していませんので、インターネットでの販売は予定していませんが、来週中には店頭に並ぶものと思います。どうぞご期待ください。
いろいろと難しい要素はありましたが、一番難しいと感じていたのは、産地で楽しまれている龍井茶の醍醐味が、日本の水でどこまで再現できるかという懸念でした。
お詳しい方はご存知でしょうが、良質な明前の西湖龍井茶は、お米のような香ばしい香りと甘味があります。これは日本でも問題なく楽しめます。しかし、さらに上質な龍井茶には、この上にまた別の甘味があります。それはちょうど岩茶の大紅包(正確にはころもへんがつく[衣包]です)が持つ甘味に近い、コクのある、しかし繊細な甘味です。
この甘味は、濃密なものではなく、それゆえに水質によっては全く再現しないのではないかと懸念していました。そして、杭州で買付けてきた梅家塢の明前龍井茶のこの風味が、もし日本の水で再現できないのであれば、ジークレフでの販売はやめにしようと思っていました。ただ買付けてきたものを売るだけでは、専門店としては失格だと思うからです。
しかし幸いなことに、杭州での抽出より、茶葉を多少多めにすれば、吉祥寺の水道水でもこの甘味はきちんと再現できることがわかりました。少量ずつしか入荷していませんので、インターネットでの販売は予定していませんが、来週中には店頭に並ぶものと思います。どうぞご期待ください。
お店からのご案内 > 中国茶・台湾茶 | - | -2004.05.07 Friday