前回の茶飲み話では、ダージリンの…
前回の茶飲み話では、ダージリンのおいしい淹れかたについて、ちと長めにコメントしました。今日は引き続き、アッサムについて注意点を述べてみます。
現在市場に流通しているアッサムティの多くは、CTC製法で作られています。CTCの場合は、もともと力点が香りではなく甘味にありますので、抽出についてはさほど難しくありません。熱湯を使い、150ccにつき約2gの茶葉を使い、グレード(茶葉の大きさ)によって、2〜3分の抽出を行えばおいしくはいるはずです。茶葉の計量についても、0.1g単位まで細かく計る必要はありませんし、抽出中の保温についてもさほど気にすることはありません。
一方、オーソドックス製法で作られたTGFOP1や、CTCでも旬の時期のものの場合は、香りも重要な要素となってきます。抽出時間はやはり2〜3分でOK。但し、香りをより際立たせるため、ダージリン同様できるだけ抽出温度を高く保つことが望まれます。
アッサムティを長く抽出すると、骨太な苦味に近い味が出てきます。
これはミルクティにするのであれば、かえって飲み応えにつながり望ましい場合がありますが、ストレートの場合には、むしろ滑らかさを追求する為に、長くても5分程度で抽出を終えた方がよいようです。その他の産地の紅茶が、(新茶である限りは)長く抽出しても滑らかさを増すばかりなのに対し、最も甘いはずのアッサムに限っては、長く抽出すると滑らかさが損なわれるのは、不思議ですよね。
ただし、抽出時間を15分以上かけると、また滑らかさが戻り、骨太な風味はオブラートでくるんだように緩和されます。当然この場合にはコジーによる保温が必須です。
また近年では、香りに力点をおいたアッサムティの多くは、アッサム種ではなくクローナル種を使って作られています。こうした紅茶の場合には、例えTGFOP1のような、大きなグレードのものであっても、一度は2分の抽出で茶葉を抜いてみることをおすすめします。さらりと甘い飲み口の、香り豊かな紅茶が楽しめるはずですよ。
現在市場に流通しているアッサムティの多くは、CTC製法で作られています。CTCの場合は、もともと力点が香りではなく甘味にありますので、抽出についてはさほど難しくありません。熱湯を使い、150ccにつき約2gの茶葉を使い、グレード(茶葉の大きさ)によって、2〜3分の抽出を行えばおいしくはいるはずです。茶葉の計量についても、0.1g単位まで細かく計る必要はありませんし、抽出中の保温についてもさほど気にすることはありません。
一方、オーソドックス製法で作られたTGFOP1や、CTCでも旬の時期のものの場合は、香りも重要な要素となってきます。抽出時間はやはり2〜3分でOK。但し、香りをより際立たせるため、ダージリン同様できるだけ抽出温度を高く保つことが望まれます。
アッサムティを長く抽出すると、骨太な苦味に近い味が出てきます。
これはミルクティにするのであれば、かえって飲み応えにつながり望ましい場合がありますが、ストレートの場合には、むしろ滑らかさを追求する為に、長くても5分程度で抽出を終えた方がよいようです。その他の産地の紅茶が、(新茶である限りは)長く抽出しても滑らかさを増すばかりなのに対し、最も甘いはずのアッサムに限っては、長く抽出すると滑らかさが損なわれるのは、不思議ですよね。
ただし、抽出時間を15分以上かけると、また滑らかさが戻り、骨太な風味はオブラートでくるんだように緩和されます。当然この場合にはコジーによる保温が必須です。
また近年では、香りに力点をおいたアッサムティの多くは、アッサム種ではなくクローナル種を使って作られています。こうした紅茶の場合には、例えTGFOP1のような、大きなグレードのものであっても、一度は2分の抽出で茶葉を抜いてみることをおすすめします。さらりと甘い飲み口の、香り豊かな紅茶が楽しめるはずですよ。
お茶を知る > 淹れ方・楽しみ方 | - | -2004.01.17 Saturday