今日は産地から悩ましい紅茶が届き…

今日は産地から悩ましい紅茶が届きました。それはネパールからの紅茶。Hand rolled OolongとHimalayan Tipsというプレミアムティです。

通常ジークレフでは、こういったプレミアムティには、きわめて厳しい対応をします。ゴールデンティップスの入ったダージリンなどは、よほどのことがない限り見向きもしませんし、ダージリンウーロンもそうです。最近出てきたパールティの類に至っては、ある農園の作り手とけんかまでしてしまいました。

「目先の付加価値より、本当においしいダージリンティをつくってほしい」
それがジークレフの変わらぬ主張です。

ですが、このネパールティはちょっと話が違います。まずジークレフはネパールの紅茶産業を常々応援したいと思っていること。そのくせ、毎年イラムやその他の産地からサンプルをいただきはするのですが、まだ入荷に踏み切ったことがないんです。

それにこの紅茶、手揉みなのにとても上手に製茶してあるんです。最近ダージリンでも、以前よりは上手にハンドロールしてあるものが多くなってはきたのですが、これはそれを上回るかもしれない。それに味も香りもなかなかで、みかけだけのプレミアムティや、クローナル種を使って目先を変えただけの新趣向とは違うんですよね。

ただ、ジークレフ的には、やっぱり機械揉みで王道を進んで欲しい。そんなわけで、現在、悶々と考え中です。

みなさんは、こういった紅茶には興味はありますか。
よろしければ、kawasaki@gclef.co.jpまでご意見をお寄せください。

産地の息吹 > その他のお茶 | - | -2003.09.15 Monday