紅茶葉は、同じように見えてよく見…

紅茶葉は、同じように見えてよく見るといろいろな部分が含まれています。芯芽もあれば、第一葉、第二葉もあり、茎も少なからず含まれています。

最近読んだ文章で、なぜ茎をとりのぞかないのかという問い合わせに対し、取り除くと非常にコストがかかり、小売価格を圧迫してしまうのだという説明がありました。

そうかも知れませんが、ちょっと待って。
ためしに紅茶葉に含まれる茎を、歯で噛んでみてください。
どうです?おいしいでしょう。

実は茎は、立派な紅茶の一部なのです。緑色の茎はもちろん、褐色に変化した茎でも、よほど太くなければ大丈夫。その紅茶の味と香りをつくりだすのに、ちゃんと役立っているんです。

もっというと、芯芽と、第一葉、第二葉、先端の茎、第ニ葉の下の茎では、微妙に味と香りが違います。それぞれの部位で、含まれている成分が違うんですね。

そんなわけで、茎もなくてはならない紅茶葉の一部です。どうぞ安心してお飲みになってください。

お茶を知る > お茶の豆知識 | - | -2003.07.22 Tuesday