春の便り

■ここのところ、日本でもぐっと暖かくなってきました。ジークレフでも、各産地とやりとりを重ね、春の旬の紅茶の状況を探っているところです。

■例年最も早く入荷するのはニルギリ。この産地は、12-1月にピーククオリティを迎えることが多く、それゆえに2月か3月にはご紹介しています。しかし、今年は状況が異なるようで、中々冬の寒さが訪れず、12月から各農園にサンプルを依頼しているのですが、まだほとんど届きません。わずかに届いたサンプルからは、産地から上がってきたレポートどおり、まだまだこれからといった状況が見て取れます。

■とはいうものの、今週に入って、複数の農園からよいお茶ができたという連絡が入ってきました。テイスティング自体は来月にずれ込むと思いますが、期待したいと思っています。

■ディンブラ、ヌワラエリヤはまだまだこれからです。そろそろ産地ではよいものができ始めている頃だと思いますが、ヌワラエリヤのペドロ農園からは、まだもう少し待ってほしいというメールが届きました。同じく、少し遅れているのだと思います。

■もし、冬の寒さが訪れないということであれば、ニルギリなどにとっては思わしくない状況ですが、ダージリンでも同じ状況だとすればそれは悪いことではありません。ファーストフラッシュの生産時期が早まるからです。

■急速に気温が上がってしまっては困るのですが、うまく適温、適度な時期の降雨が保てれば、却って豊作となる可能性もあります。こればかりは、まだ始まっていないのでわかりませんが、去年を上回る出来栄えを期待したいところです。

産地の息吹 | - | trackbacks (0)2010.02.25 Thursday

TRACKBACK URI
http://blog.gclef.co.jp/chanomi/sb.cgi/698
TRACKBACK