第2世代のクローナル

ダージリン秋摘みの第二便は、なんと第2世代のクローナルになる予定です。
「第2世代のクローナル」とは私の用語なので、正式な呼び名ではありません。別の言い方をすると、ピュアチャイナのクローナルです。
お詳しい方であれば、「ピュアチャイナ(中国種)のクローナル」っていう言葉は矛盾した表現のように感じることでしょう。クローナルというのは、「中国種とアッサム種の交配種」であると、大方の紅茶の本には書いてあるはずです。

本当は交配種そのものは、“クローナル”とは呼ばずに“ハイブリッド”と呼ぶのが正確です。しかし、つい最近までクローナルといえばハイブリッドのクローナルしかなかったので、ハイブリッドとは呼ばずに、単にクローナルと呼ばれていたわけです。ですから、クローナルを交配種であると説明しても、それは間違いではなかったわけです。

しかし、ここ最近の動きとして、ピュアチャイナの質の高いものを、クローニングしたものが登場してきました。これは、従来のクローナルの枠を超えたもので、これを称して「第2世代のクローナル」と呼んでいるわけです。

なんとか年内にはご紹介させていただく予定で入荷の準備を進めています。どうぞご期待ください。

産地の息吹 > ダージリン | - | trackbacks (0)2006.12.12 Tuesday

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