紅茶の作柄については、ニュースソ…

紅茶の作柄については、ニュースソースが少ないためか、店舗によって豊作といったり、思わしくないといったりまちまちです。当然、豊作だといった方が聞こえはよいし、自店舗が昨年よりもよいものをおさえることができたりすれば、なおさらそういいたくなることでしょう。商業的に言えば、不作だなどと吹聴するほうがよくないに決まっています。

その一方で、誰かが公平に情報を提供しなければいけないのではないかという思いもやはり捨てられません。とりわけ紅茶は、まだまだ啓蒙商品の域を出ておらず、ここで我田引水なことを皆様にお伝えするのは、やはり良心に堪えられません。

しかし、今年のセカンドフラッシュ。蓋を開けてみれば弊社だけでなく、いくつもの紅茶専門店がよいダージリンをおさえているように思います。以前の茶飲み話でも、きっとそうなるだろうと書きましたが、実際そうなってみるとやはり感嘆を禁じえません。今年のような年に、極上のマスカットフレーバーのダージリンを探し出すのは、本当に至難の業なのです。

もうすぐ弊社が入荷するキャッスルトン農園の"Muscat"も、やはり極上の夏摘みのひとつです。弊社がこれだけの紅茶を入荷できるのも、味をわかっていただけるお客様あればこそ。心より御礼申し上げます。

産地の息吹 > ダージリン | - | -2004.07.24 Saturday