今日は、ウヴァの話をしましょう。…

今日は、ウヴァの話をしましょう。

7月から8月はスリランカではウヴァシーズンと呼ばれています。ウヴァ地方をはじめ、山岳地帯の東斜面の産地で紅茶の香りが高まるのがこの季節なのです。ウヴァのみならずスリランカでは、基本的には一年中紅茶が収穫されているため、一番茶という概念はないのですが、その代わり旬にあたるウヴァシーズンとか、ディンブラシーズンということばがあるわけです。

今年のウヴァ地方は現在のところ好天が続いており、ウヴァシーズンに向けて順調に推移しているようです。まだ早すぎますので、ウヴァフレーバーの香る紅茶が出てきているわけではないですが、この調子だと、7月終わりから8月のはじめにかけて、あの爽快な香りを持つウヴァの収穫が期待できそうだとのことです。

昨年は天候不順のため、ひと月ぐらいピークがずれ込みましたが、今年はどうなるでしょうか。期待をもって見守りたいと思います。

産地の息吹 > スリランカ | - | -2004.07.06 Tuesday